Nature archive

Element 3Nature_Portfolio_Logo

The heritage of scientific research

Natureは、1869年11月の創刊以来、現代科学において最も重要で影響力のある論文を数多く掲載してきました。それらの論文を集大成したNature archive setは、科学者から調査報道ジャーナリストに至るまで幅広いユーザーに、現代科学の歴史的資料として、価値ある文献となっています。

New Content Item

Natureは、過去150年間にわたり、科学において最も重要な研究成果を掲載してきました。

それらは、研究の背景情報として、あるいは実験方法やプロトコルの確認、研究助成金申請書の作成、小論や研究論文の執筆のために、また、入門から上級まであらゆるレベルの教育教材、科学史および「社会における科学」コースの参考資料としても利用されています。

科学史を塗り替えた論文

Natureは、150年間にわたり、科学の最も重要な研究成果を掲載してきました。

Natureが過去に出版した知的遺産に、今日のテクノロジーによる機能を付加したNature archive setは、創刊以来蓄積された研究成果を容易に検索して、瞬時にキーワードを見つけ、トピックをリンクでたどることができます。

Nature archive setは、年代別セット単位での買い切り製品として提供されています。お好きな組み合わせも可能です。


  • Nov. 1869 – Dec. 1949

    第1~164巻  (計4,183号分)

    多種多様な資料を含む最初のアーカイブセット

    原著論文、書評、科学ニュース、科学系学会のレポートなど多種多様な資料が含まれています。この時代のNatureには、タイプライターや電信の発明、核兵器の科学と核兵器をめぐる論争、中性子の発見など、最も重要な現代科学の進歩が数多く記録されています。Nature初の特集号では、アインシュタインの相対性理論に関する活発な議論が展開されています。

    指紋を利用した犯罪者の特定方法


  • Jan. 1950 – Dec. 1986

    第165~324巻(計1,915号分)

    科学的発見の急増  

    第二次大戦後、特に生物科学の分野で、科学上の発見が急増しました。DNAの構造が明らかになるとともに、1986年末には、蛍光技術を用いたDNA塩基配列決定の自動化に関する初めての論文が掲載されました。これがやがて、ヒトゲノムの全塩基配列決定へとつながったのです。

    その一方で、大陸移動の証拠やオゾンホールの発見など、物理科学上の驚くべき証拠が発見され、これらが現在の気候変動研究に大きく貢献しています。archive set 2には、今も経済政策や政治的方策の決定に影響を与え続ける重要論文が含まれています。

    DNA ワトソンとクリックによるDNA構造の解読

  • Jan. 1987 – Dec. 1996

    第325~384 巻(計512 号分)

    科学的知見の確立

    この時期、新薬開発のめざましい進歩や地球型惑星の探索といった科学的知見が次々と得られました。1995年には、スイスのジュネーブ天文台でマイヨールとケローが、太陽類似星を周回する木星サイズの大型惑星「ペガスス座51番星b」を発見しました。その後、同じ手法を用いて、約200個の太陽系外惑星が発見されています。

    Planet 太陽系外惑星の初めての発見 

  • Jan. 1997 – Dec. 2006

    第385~445 巻(計512 号分)

    画期的な研究・発見

    哺乳類のクローン作製の初成功、今日の電子ブックリーダーに用いられている電気泳動インクの開発など、前世紀末から今世紀初頭にかけてなされた最も画期的な研究・発見が含まれています。

    また、遺伝学が大きく前進した10年間でもあり、ヒトゲノムプロジェクトでは、ヒトDNAが全て解読され、その成果の大部分がNatureで発表されました。このプロジェクトで得られたデータにより、人命を救うための多くの新技術の開発が可能になりました。

    Dolly the sheep クローン羊「ドリー」誕生を発表

  • Jan. 2007 - Dec. 2016

    第446 ~ 540巻(計512号分)

    現代科学の最も重要な発見

    Nature創刊150年を記念して、新たに10年間分のアーカイブセットをご用意しました。現代の研究における最新のブレイクスルーへのアクセスを提供します。コンテンツの種類が多様化し、中国からの論文の割合が増えたことに加え、生化学や細胞生物学における重要な発見やブレイクスルー、さらには気候科学や天体物理学におけるアウトプットも増加しています。

    Epigenomeヒトのエピゲノムロードマップ

研究のブレークスルーに関する動画

Preserve. Rediscover. Connect.

今日、いまだかつてないほど過去の研究の価値が再発見されつつあります。過去の研究の価値は、現在の研究活動に情報を提供し、辿るべき方向性を指し示してくれることにあります。過去の経験と知恵を活かすことによって、現在の研究を向上させ、加速させることができます。過去の経験に学ぶことはかつてないほど重要であり、今も昔も未来を形づくる上で欠かせないことなのです。