ポストコロナの図書館運営を考えるー大学ランキングと助成金・運営戦略・書籍への応用
オンラインセミナーシリーズ Springer Nature eBooks
講師: 自然科学研究機構 研究力強化推進本部 特任教授 小泉周先生
・2020年7月1日(水)14:00~15:30
パート1. 大学ランキングの基礎知識 終了しました。録画をご覧になりたい方はこちらより。
・2020年7月8日(水)14:00~15:30
パート2. ランキングにおける書籍の可能性 参加登録はこちら
大学の研究力を示す指標の一つとして、大学ランキングがあります。
THE (Times Higher Education)等によるランキングでは、論文だけではなく、書籍、とりわけ電子書籍で出版した数、また数だけではなく質の向上も必要とされ、さらには研究の「厚み」も重視されます。資金提供機関が大学の評価にランキングを利用しているだけでなく、研究大学にとっては共同研究先を探す際に参考にするといった使われ方もあり、ランキングがすべてではないにせよ、大学関係者にとっては無視できない指標の1つと言えましょう。
図書館においても、出版活動に直接関わり、大学のランキング向上に大きな役割を果たす期待が高まっていることがうかがえます。論文執筆セミナーの開催や機関レポジトリの管理など、既に図書館が学内の著者を支援している場合はもちろんのこと、オープンアクセスが進むにつれ今後さらに多様な形で著者を支援することも大いに考えられます。
今回は、セッションを2回にわけ開催します。
第1回目は主な大学ランキングやその評価方法など、図書館員が抑えておくべき基礎知識を、第2回目は書籍に焦点をあて、どのように指標を読み取り、図書館の戦略や方針の策定の一助とするか、また考えられる課題や今後の展望も含めて、小泉先生からご教授いただきます。
以下をお考えの方にお勧めのセミナーです。
- 今まで大学ランキングの情報に触れる機会があまり無かった
- ランキングの種類、評価方法や使われ方を改めておさらいしたい
- 選書や蔵書構築を通して図書館の質を担保し、研究力強化に貢献したい
- ファカルティリエゾンに興味がある
- 研究力強化に図書館がどう関われるか課題や疑問がある
- ポストコロナ時代において情報ハブとなる図書館を目指したい
主なトピック
7月1日(水)パート1. 大学ランキングの基礎知識
- 大学ランキングの種類
- 研究力はどのように測られるのか:量と質、厚みをそれぞれ解説
- 日本ではランキングがどう使われているのか:資金提供機関、大学内、etc.
7月8日(水)パート2. ランキングにおける書籍の可能性
- ランキングにおける書籍の量と質
- データベースの収載条件、範囲
- 書籍の出版・所蔵の影響
- 今後について:質の担保、図書館に期待されること
- 今後について:新しい研究スタイルやオープンサイエンス
※内容や順序が多少変更になることがあります。ぜひ両方ともご参加ください。
ご質問は各セッション後に質疑応答の時間を設けますが、事前に質問をお送りいただくことも可能です。
また、ぜひ事前アンケートにもご協力いただけますと幸いです。
アンケート締切:6月24日(水)24時