2020年3月31日:シュプリンガー・ネイチャー ニュース No.3 /2020 感染症COVID-19に伴うシュプリンガー・ネイチャーの対応

1.  感染症COVID-19に伴うシュプリンガー・ネイチャーの対応

シュプリンガー・ネイチャーは、新型コロナウイルスの状況を注意深く監視しています。アクセスが途切れることなくSpringerLinkやnature.com等をご利用いただけるよう、必要なすべてのことを行っており、リモートで働く(テレワークの)研究者、学生、教員の皆様のサポートする準備ができています。現在のところ、主に以下の通り対応しています。

図書館様へ:リモートアクセス

先週ご案内しました通り、リモートアクセスについてさらなるサポートを必要とされるお客様には、個別にご相談を承ります。お気軽にカスタマーサービスまでご相談ください。本件に関する詳しいご案内は、ホームページをご覧ください。

また、社員はこれまでもテレワークを行っており、今までと同じコミュニケーションが取れることをお約束します。オンライン会議にも対応できますので、Eメールだけでなく、詳しいご説明やご相談が必要な際には、お気軽にオンライン会議でのやりとりをご依頼ください。

研究者様へ:関連文献の公開・データサポートサービスの無料化

研究情報の入手が新型コロナウイルスの感染拡大を遅らせるうえで不可欠であることをふまえ、シュプリンガー・ネイチャーは関連研究をすべて無料で公開しています。また、著者がこの緊急事態に関連する論文を投稿し、新型コロナウイルスの発生に関連する基礎となるデータセットを可能な限り迅速かつ広範囲に共有することを強くお願いしています。データセットは、単純に公開すればよいものではなく、適切にタグ付けされ、発見されなければなりません。シュプリンガー・ネイチャーのジャーナルから関連論文を発表する著者に対しては、無料でデータサポートサービスを提供します。

これまでのご案内     

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2. SpringerMaterials アップデート

この度、英ダラム大学のS.Szyniszewski氏が編集した新しいコンテンツ、メタルフォーム (Metal foam) がリリースされました。最初のコンテンツとして、幾何学的特性、ヤング率など、250以上の発泡金属における特性を掲載したデータシートを掲載しています。発泡金属は熱交換器、吸着、触媒などに使用されており、材料科学研究におけるホットトピックです。

さらに、オープンアクセスで提供されている化学データベース、PubChemにSpringerMaterialsへのリンクが追加されました。つまり、これによってPubChemに掲載されている32,000以上の化合物情報から、厳しい評価を経たSpringerMaterialsの材料の物性情報に直接リンクできるようになりました。

SpringerMaterialsのMetal formへ

シュプリンガー・ネイチャー、PubChemとの提携を通じ、材料・特性データへのアクセスを強化(日本語プレスリリース)

SpringerMaterialsについてさらに詳しく(日本語
 

3. ATZelectronics WorldwideにThe Hansen Report が追加されました

2020年2月より、カーエレクトロニクス・エンジニア必読の“The Hansen Report”がATZelectronics Worldwideの一部となって掲載されています。本レポートは、主にアメリカやアジアの情報を中心に、信頼ある、最新の研究開発情報を皆様にお届けしています。
Paul Hansen氏によるEditorial Notesはこちらをご覧ください。

シュプリンガー・ネイチャーはオートモーティブ・サイエンスの最新トピックを網羅したドイツ発の業界誌、『ATZ』『MTZ』を出版しており、日本の自動車メーカーのお客様にも広く読まれています。
詳しくはホームページ(日本語)をご覧ください。
 

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4. 動画公開:図書館総合展フォーラム・著者インタビュー

1. 高等教育における電子書籍のこれまでと未来

この度、図書館総合展&フォーラム2019における弊社フォーラム「高等教育における電子書籍のこれまでと未来 -大学の研究力強化にどう貢献できるか、そして図書館が果たす役割とは」(演者:NINS小泉周氏および弊社 菅沼由貴)の動画を公開しました。

大学の研究力強化をテーマに開催された本イベントでは、世界大学ランキングなどの指標にどのようにイーブックが活用されているのか。また、イーブックが学術研究の成果発信の場になりうることや、異分野融合や新分野創成の出発点になることなどが、小泉氏自身の出版経験(Optogenetics, 2015)、機械生成の書籍などの具体例を交えて紹介されました。Natureダイジェストに掲載されたイベントレポートとあわせてご覧ください。

動画を視聴する(YouTubeへ)

2. Springer Nature eBooks著者・教育者の声

イーブックを研究発表の場として、また教育リソースとして効果的に活用されている、法政大学情報科学部コンピュータ科学科の劉 少英(リュウ ショウェイ)教授に、現場でのご様子をお伺いしました。また、大学図書館がイーブックを所有することのメリットや、劉教授の今後の出版目標などについても、語っていただきました。インタビューはホームページでもテキスト版全文を公開しています。

動画を視聴する(YouTubeへ)

5. Nature Researchジャーナルおよびプラットフォームのブランド変更     

既にお気づきのお客様もいらっしゃると思いますが、2020年2月より、nature.comおよびNature Research各誌のロゴが変更になっております。従来の赤を基調としたロゴから、黒を基調としたデザインに変わり、さらによりオンライン上で映えるフォントを採用しています。これに伴い、nature.comのユーザーガイドも新しいプラットフォームのスクリーンショットに改訂していますので、ぜひダウンロード頂きご利用ください。

ユーザーガイドをダウンロードする

また、新入生ガイダンスなどでNature本誌をご紹介いただく機会があるかもしれません。ご希望のお客様にはNature創刊号のレプリカ(40ページの小冊子)と現在のNature本誌日本版(3月~4月に出版された号のいずれか、冊子)を差し上げます。ぜひ館内に展示いただけるようお願いいたします。お気軽にインスティテューショナル・マーケティングまでご依頼ください。ご依頼は4月末まで承ります。

その他の製品の広報資料はシュプリンガー・ネイチャーのホームページに掲載しています。ダウンロードいただき、図書館のホームページなどにご活用ください。