SpringerMaterials - 研究の未来を支える、材料科学の物性情報データベース
2025年3月16日、第72回応用物理学会春季学術講演会ランチョンセミナーにて、SpringerMaterialsのダイレクターであるDr. Rong Juが「SpringerMaterials - 研究の未来を支える、材料科学の物性情報データベース」と題したセミナーを開催しました。
SpringerMaterialsは、リリースから15年、さらに遡ること140年の歴史がある著名なブックシリーズ「ランドルト・ベルンシュタイン」をそのコンテンツの主軸とし、研究の潮流に合わせて進化し続けています。豊富なコンテンツと新機能を備えたこのプラットフォームは、研究者の皆様にとって欠かせないツールとなっています。
プレゼンテーションでは、SpringerMaterialsの以下の特徴や利点について紹介しました。
- 物性情報検索の効率化:検索エンジンでは検索結果が多すぎて非常に時間がかかるのに対し、SpringerMaterialsを使うと短時間で高品質の物性情報が見つかる
- SpringerMaterialsがカバーする材料特性:バルク/ファインケミカル製造、石油化学、半導体、電子・光学材料、セラミクス、ポリマー合成および処理、燃料・エネルギー用途の材料など
- Landolt-Börnstein :その歴史やコンテンツの特徴
- 他にどのようなデータを含んでいるか、およびそのデータベース:状態図(相図)、結晶構造、物質のプロファイル、特に半導体材料について
- 研究および教育においてSpringerMaterialsを利用するベネフィット:Natureをはじめとする論文でも多数引用されている
また、実際のSpringerMaterialsを使ってデモも行いました。デモの部分のみ、録画をYouTubeで限定公開しています。
以下の検索事例をもとに、SpringerMaterialsの実際のコンテンツをお見せしています。(カッコ内は動画の開始時刻です)
- HomeおよびLandolt-Börnstein bookshelf (1:20)
- Compare the surface tension of Toluene and benzene (6:36)
- Find and measure the crystal structure of LiCoO2 (11:31)
- Find and read the phase diagram of Al-Cu-Y alloy (15:40)
- Find the band gap and hall mobility of GaN (16:24)
- Find materials/substances whose “Refractive Index 0.2より多い” (17:14)