2022年5月24日:シュプリンガー・ネイチャー ニュース No.5 / 2022  Springerは180周年を迎えました

1. Springerは180周年を迎えました

5月10日、Springerはおかげさまで創業180周年を迎えることができました。ひとえにお客様、著者の先生方、その他大勢の関係者の皆様のご支援の賜物と深く感謝しております。

Springerの歴史は、創業者ユリウス・シュプリンガーが、自身の25歳の誕生日でもあった1842年5月10日に、ベルリンに小さな書店を開業したことから始まりました。
この180年間で当社は大きく変化し、社名もシュプリンガー・ネイチャーになりましたが、出版に対する信念はこれまでと変わらず、引き続き高品質の研究成果を世界中の読者に届けるべく、邁進してまいります。

当社のChief Scientific OfficerであるRitu Dhand(リテュー・ダンド)、Chief Publishing and Solutions OfficerであるSteven Inchcoombe(スティーブン・インチコーム)がこれまでの歴史を振り返り、未来への展望を綴ったブログ記事を発表しました。ぜひご高覧ください。

[Springboard] 8つのロゴ、1つの社名、1つの信念—180年におよぶ出版関連事業(日本語訳)

2.  オープンアクセス最新情報

  • オープンデータに対する研究者の視点:2021年、研究者はどのようにオープンデータを利用していたのでしょうか?オープンデータに取り組む研究者の姿勢と経験を調査した最新レポート「The State of Open Data 2021(オープンデータの現状、英文)」を発表しました。 レポートへ
  • ゴールドオープンアクセス論文における分野別の利用動向:ハイブリッドジャーナル1,262誌に掲載された60,567本の論文を分析し、リーチ、アテンション、インパクトを測定しました。 各分野のレポート

3. 人工知能と機械学習:特設サイト公開

AIとMachine Learning分野における関連文献やポッドキャスト、ビデオをまとめたサイトを公開しました(英語サイト)。

「Librarians & Information Professionals in AI」のコーナーでは、「AI in Academic libraries(学術図書館における人工知能)」と題した録画を掲載しています。図書館や情報プロフェッショナルの方向けに、図書館業務において押さえるべきAIテクノロジーについて語っています。

さらに、「ポッドキャストやブログ」では、これからAIや機械学習を学ぶ初心者、学生向けにコンテンツを揃えています。これらを英語で学びたい学生、または留学生に最適です。なお、「Research Highlights」は同分野の研究者向けの最新文献を集めています。ぜひ利用者へもご案内ください。

AIと機械学習についての特設サイトへ

4. 白書:TDMにおける情報管理者や図書館の役割

既に一部のお客様にはご案内しましたが、最新のテキストデータマイニングに関する白書をご紹介します。

昨今、テキストデータマイニング(TDM) が研究開発の現場で頻繁に活用されるようになってきました。テキストマイニング市場は、2027年までに168.5億米ドルに達する見込みと言われています*。当然ながら、研究開発にとって学術情報はTDMのコアとなる重要なコンテンツの1つです。

学術情報のTDMを可能とするために、まず必要なことは何でしょうか?TDMの実施にあたり、情報管理者ならびに図書館員の役割や期待されることについて、白書を日本語でご用意しました。TDM前に必要な確認事項(チェックリスト)も入手いただけます。

* Resource and Data

TDMの白書を読む

5. イベントのご案内

  • ジャパン・オープンサイエンス・サミット2022

シュプリンガー・ネイチャー協賛セミナー
「研究を促進させるオープンサイエンスとシュプリンガー・ネイチャーの取り組み」
6月7日(火)12:00-13:30 Zoomウェビナー 
参加申込ページへ

  • AI in Heart Failure(研究者向け)

心不全におけるAI利用:数学とアルゴリズムが疾病の経過に対してどのように役立ち、新しい治療法をもたらすか?

6月1日(水)22:00-(録画提供あり) Zoomウェビナー
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  • UNITEXT Seminar(研究者向け)

UNITEXTシリーズの編集委員が、世界で活躍中の数学者を招いてお話を伺うイベントシリーズを開始

第1回目:6月9日(木)21:30-(録画提供あり)ウェビナー
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