管理者様へ

このご案内は、弊社のログから、お客様のネットワークユーザーに影響が及ぶ可能性があることが判明した場合は、管理者様にメールでもお送りしています。

シュプリンガー・ネイチャーでは、ユーザーがWebでの閲覧をより安全に実行いただけるよう、バージョン1.2未満のトランスポート層プロトコルをサポート対象から外し、セキュリティの改善を図ります。

当該バージョンに対するサポートは、2018年5月31日をもって終了いたします。そのため、貴学/御社の利用者様が、サポートされていないWebブラウザやEZProxyなどを使用している場合、アクセスに影響が出る可能性があります。Webトラフィックの解析によると、この変更で全ての利用者様のうち、3%以下に影響が出る可能性があります。 

以下の情報をご確認の上、貴学/御社の利用者様が問題なくアクセスを継続できるよう、組織レベルでのご対応が必要かどうかご判断下さい。また、この変更はシュプリンガー・ネイチャーのあらゆるWebサイト（SpringerLink、Nature.com、Biomed Central、Palgraveなど）に当てはまりますので、ご注意ください。

トランスポート層セキュリティ（TLS）プロトコルとは

簡潔に言うと、クライアントとサーバー・アプリケーション間で転送されるデータのプライバシーと保護を実現するための重要なセキュリティ要素です。TLSバージョン1.0は1999年に発表されており、2008年にリリースされた新しいバージョンのv1.2ほど安全ではありません。必要なセキュリティ対策に準拠すべく、2018年5月31日にシュプリンガー・ネイチャーは1.2未満のTLSのサポートを終了します。TLS v1.2に対応可能な全てのクライアントは安全と見なされるため、弊社サーバーとの通信が許可されます。プロトコルの詳細についてご理解いただけるよう、このご案内の最後に関連リンクを掲載しました。

サポートの終了によるお客様への影響

ほとんどのお客様には、セキュリティの強化以外に目に見える変化はありません。TLS v1.2は、2016年以降のあらゆる主要なブラウザでサポートされており、デフォルトでその設定が有効になっています。古いスマート・デバイスや生産が終了したマシンで動作するモバイルやブラウザの場合、影響を受ける可能性が非常に高くなります。 

サポート終了後も継続してシュプリンガー・ネイチャーのWebサイトにアクセスするためには

ご使用のブラウザによりますが、Chrome、Firefox、Safari、Internet Explorer、Opera、Edgeではチェックする方法があります。ご参考までに、以下のバージョンを下回るブラウザやテクノロジーは、シュプリンガー・ネイチャーの各ウェブサイトでは動作しません。

プロキシやプロキシ・サービスについて

プロキシ・サービスをお使いの場合、弊社のウェブサイトとの通信時にそのプロキシがTLS v1.2を使用できるかどうか、プロキシのプロバイダまたはITスタッフに確認する必要があります。弊社では、多くのお客様がEZproxyを使用されていることを把握しており、この変更をすでにOCLCに通知しています。OCLCはstanza for SpringerLinkを更新し、SpringerLinkでのプロキシの使用には、EZproxyバージョン6.1.16以降が必要なことを提示しています。
OCLCは、サポートを継続する唯一のEZproxyのバージョンはバージョン6.0.8であることを通知しています。バージョン6.1.16以前のEZproxyをローカルで動作させている場合、TLS v1.2では、プロキシとして使用することはできません。こうした状況のいずれかが当てはまる場合、さらなる詳細についてはOCLCにお問い合わせください。

関連リンク

更なるお問合せについては、シュプリンガー・オンライン・サービスデスクのヘルプページやデジタル・カスタマーサービスチームへご連絡ください。