KBART

KBARTとは?

KBART (Knowledge Base And Related Tools)は、ナレッジベースと図書館が購入したイーブックとジャーナルコンテンツを特定し、どのようにリンク付けするかを把握するために使用します。これはディスカバリーレイヤーに不可欠な部分です。
図書館が運用するディスカバリーサービスは、KBARTを使用して、図書館がどの書籍やジャーナルにアクセス権があるかを把握します。これにより、利用者は図書館が購入したコンテンツを検索した際に出版社のプラットフォームに簡単にアクセスすることができます。従来通りKBARTフェーズII推奨指針に従い、入手可能なパッケージとコンソーシアムリストが提供され、図書館はディスカバリーサービスに供給するパッケージをナレッジベースレイヤー上で選択する必要があります。

KBARTリスト

シュプリンガー・ネイチャーのKBARTリストは  adminportal.springernature.com/metadata/kbartでご確認ください。

SpringerLinkで利用できるコレクションをNISO KBARTフェーズ2形式で提供しています。新しいリストは毎月初旬に更新し、主要なナレッジベースのすべて(EBSCO、Ex Libris、OCLC、ProQuest)に対応しています。なお、シュプリンガー・ネイチャーの全コレクションを網羅する追加リストは現在準備中です。
コンソーシアムのリストは、コンソーシアムのライセンス契約が成立後、NISO KBARTフェーズ2形式でシュプリンガー・ネイチャーからすべての主要ナレッジベースへ送信します。

KBART形式による所蔵データ自動フィード

KBART Automationは、(利用可能なパッケージやコンソーシアムリスト以外に)お客様専用の所蔵データを作成し、自動で更新する機能です。お客様が指定したナレッジベースやディスカバリーサービスに、週1回自動的にアップロードします。米国情報標準化機構(NISO)は2017年、  KBART Automation Working Group を立ち上げ、KBART形式による所蔵データ自動フィードに関する提言の公開に向けた作業を現在も進めています。提言はまだ準備中ですが、シュプリンガー・ネイチャーではこれに先駆けて、SpringerLinkコンテンツのKBART AutomationをOCLC、Ex Libris社のSFX 、Almaで実装しました。またEBSCOでも間もなく実装する予定です。

設定方法

KBART形式による所蔵データ自動フィードを一度設定すると、お客様のナレッジベースとディスカバリーサービスに、最新の所蔵データが毎週自動送信されます。

1. Springer Nature Token

  • シュプリンガー・ネイチャーの管理者用ポータル にログイン
  • 「Automated title list updates / automatic collection loading(タイトルリストの自動更新/自動コレクションローディング)」の見出しの下に、トークンのリストが表示されます。
  • トークンは、機関ごとに自動で生成されますので、操作は不要です。
  • 複数の機関を管理している場合、ホームページの「Your Institutions(ご自身の機関)」から、別の機関に移動してください。トークンは管理者ごとではなく、機関ごとに生成されます。
  • 自機関のトークンIDをコピーしてナレッジベース、ディスカバリーサービスにログインし、指示に従ってKBART形式による自動フィードを有効にします。

2.ご利用のナレッジベース、ディスカバリーサービスでトークンを実行します。

該当するファイルやリンクをご覧いただき、インストラクションに従ってください。

ExLibris' SFX Springer Autoloader

OCLC/springernature

ExLibris' Alma Springer Autoholder