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【お知らせ】シュプリンガーネイチャーから出版された書籍の編著者らが市村地球環境学術賞を受賞

Springer

シュプリンガーネイチャー出版のオープンアクセス書籍「Carbon Pricing in Japan」の編者および著者である早稲田大学の有村 俊秀教授、青山学院大学の松本 茂教授、および京都産業大学の武田 史郎教授が第55回 市村地球環境学術賞 功績賞を受賞されました。

2023年7月24日

市村地球環境学術賞は、大学ならびに研究機関で行われた研究のうち、地球温暖化対策に関する技術分野において顕著な業績のあった技術研究者またはグループに贈呈しています。第55回 市村地球環境学術賞 功績賞は、「脱炭素にむけたカーボンプライシングの経済分析:定量的・実証的アプローチ」というテーマで早稲田大学政治経済学術院の有村 俊秀教授、青山学院大学経済学部の松本 茂教授、および京都産業大学経済学部の武田 史郎教授の3名が受賞されました。


有村 俊秀教授、松本 茂教授が編著し、武田史郎教授も章を寄稿している英文書籍「Carbon Pricing in Japan (有村俊秀, 松本茂編著, Springer, 2020)」は、気候変動を防止するために日本で導入されたカーボンプライシング*と排出量取引制度におけるさまざまな対策について、経済的な観点から解説しています。また、日本の気候政策ならびに温室効果ガスを削減する政策の評価に関する実証例を紹介しています。本書は、研究者をはじめ、気候変動対策に携わる政策立案者を対象に執筆されています。

Carbon Pricing in Japan」は、オープンアクセス書籍であり、どなたでも無料でご覧いただけます。

New Content Item

Toshi H. Arimura, Shigeru Matsumoto (Eds.)

Carbon Pricing in Japan

2020, 265 p. 23 b/w illustrations, 34 illustrations in colour

eBook ISBN 978-981-15-6964-7

https://link.springer.com/book/10.1007/978-981-15-6964-7

*カーボンプライシングとは、企業などの排出する二酸化炭素などの炭素(カーボン)に価格をつけ(プライシング)、それによって排出者の行動を変化させるために導入する政策手法です(参照:経済産業省 資源エネルギー庁)。

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