【プレスリリース】今年のNature Index Research Leadersで発表されたデータは、世界における研究情勢の変化を示す
中国は研究論文の発表数（アウトプット）が大幅に増加し、アジアの機関が注目度を高めています。
ロンドン｜北京｜ニューヨーク｜東京 2025年6月11日
Nature Index Research Leaders 2025：日本の結果の概要
- 世界の国・地域別ランキングにおいて、日本は5位を維持したものの、日本のAdjusted Shareは、前年から9.0%減少しました。
- 世界の研究機関ランキングトップ100にランクインした日本の研究機関は、東京大学（2025年：23位、2024年：21位）、および京都大学（2025年：55位、2024年：47位）です。Nature Indexが始まって以来、京都大学がトップ50から外れたのは初めてであり、今回のランキングは、両大学ともに最も低い順位を記録しました。
- 2025年に新たに追加された指標「女性著者の割合」（2024年）において、沖縄科学技術大学院大学が30.2％を記録し、国内トップでした。
Nature Index Research Leadersの最新のデータによると、中国は研究論文の発表数（アウトプット） において、その優位性をさらに拡大しています （2024年のデータのみにもとづく－詳細は編集者への注記をご覧ください；以前の名称：Nature Index Annual Tables）。 同国のShare（シェア；Nature Indexの対象論文において、特定の拠点の著者による貢献度を測る指標）は32,122に達し、2023年と比べて17%増加しました。現在、中国の機関は、 Nature Index の上位10機関中8機関を占めています。 また、アジア諸国は全体的に優位を保っており、ランキング上位に占める欧米の機関の数は減少しています。
Nature Index Research Leadersは毎年発表され、前年のデータにもとづいています。本データは、多くの出版社から出版され、独立した研究者グループによって選出された145の質の高い自然科学および健康科学の出版物に掲載された研究論文への貢献を追跡するNature Indexの一部です。
「これらのデータは、グローバルな研究情勢における根本的な変化を反映しています」と、Nature IndexのChief EditorであるSimon Baker（サイモン・ベーカー）は述べています。「中国の科学技術への継続的な投資は、質の高い研究成果の急速な持続的成長につながっており、物理科学や化学などの分野では、米国を含め、これまで優位を占めていた欧米諸国を大きく上回っています。」
今年のランキングから得られたそのほかの主要な地域分析は次のとおりです：
- アジアのほかの国でも研究論文の発表数が大幅に増加しました。中国を除く上位10カ国の中で、2023年からAdjusted Share（調整後のシェア：Nature Indexに登録された論文総数の年間変動を考慮したパーセンテージ変化の指標）が増加したのは、韓国とインドの2か国のみでした。韓国は4.1%、インドは2%増加しました。韓国は総合ランキングで7位に上昇し、カナダを追い抜きました。シンガポールは18位から16位に上昇し、7%の増加を記録しました。これは、中国に次ぐ上位20カ国中で2番目の増加率です。アジアの国における唯一の例外は、9％減少した日本でした。
- 主要な西欧諸国は、Adjusted Shareが2年連続で減少しました。カナダ、フランス、スイス、英国、および米国はいずれも少なくとも7％以上の減少を記録しました。オーストラリアとドイツは3％未満の減少を示しました。
機関レベルの分析は次のとおりです：
- 中国の機関は、機関ランキングの上位10機関のうち8機関が占めています。中国科学院（CAS：Chinese Academy of Sciences）は首位を維持しました。中国科学技術大学（University of Science and Technology of China）は3位になり、浙江大学（Zhejiang University；Share 819.57）は10位から4位に上昇しました。
- 西欧の複数の機関がランキングで順位を下げました。ドイツのマックス・プランク協会は4位から9位へ後退し、フランス国立科学研究センター（CNRS：National Centre for Scientific Research）は初めてトップ10から外れ、13位となりました。ハーバード大学は、Adjusted Shareが18%の減少を記録しましたが、2位を維持しました。一方、スタンフォード大学とマサチューセッツ工科大学（MIT：Massachusetts Institute of Technology）はともにランキングで順位を落としました。スタンフォード大学は、15位から16位、そしてMITは、14位から17位になりました。米国国立衛生研究所（NIH：National Institutes of Health）も順位が変動し、トップ20から24位へ後退しました。
今年のResearch Leadersに関するすべてのデータと分析は、https://www.nature.com/nature-index/research-leaders/2025でご確認いただけます。今回のデータは2024年のデータにもとづいています。
注：Nature Indexは、研究の質と機関のパフォーマンスを検討する際には、そのほかの多くの要素を考慮しなければならないことを認識しています。Nature Indexの指標だけで機関や個人を評価すべきではありません。Nature Indexのデータとメソッドは透明性があり、https://www.nature.com/nature-index/ のクリエイティブ・コモンズ・ライセンス（creative commons licence）にもとづいて利用可能です。
＜Nature Index Research Leaders 2025：日本の研究力＞
2023年より、Nature Indexのデータベースでは、合計145誌にわたって、これまでの自然科学のジャーナル75誌と学際的ジャーナル5誌に加えて、医学ジャーナル65誌に掲載された一次研究論文も追加され、新たに健康科学分野の傾向を見ることができるようになりました。この分野の追加にともない、下記の概要は、自然科学分野と健康科学分野の両方を合わせた総合ランキングにもとづいた結果になります。
Nature Index Research Leaders: https://www.nature.com/nature-index/research-leaders/
Nature Index 2025年：国・地域別ランキング
日本の2024年のShareは、3185.39であり、国・地域別ランキングにおいて5位を維持しました。日本のAdjusted Shareは、前年から9.0%減少し、前年から増加した中国を除く、上位5カ国の中で2番目に少ない減少幅でした。上位5カ国の順位とAdjusted Shareの変化は、次のとおりです：1位 中国（＋17.4%）、2位 米国（−10.1%）、3位 ドイツ（−2.0%）、4位 英国（−10.9%）、5位 日本（−9.0%）。
Nature Index 2025年：世界の研究機関ランキング
世界の研究機関ランキングトップ100にランクインした日本の研究機関は、東京大学（2025年：23位、2024年：21位）、および京都大学（2025年：55位、2024年：47位）です。Nature Indexが始まって以来、京都大学がトップ50から外れたのは初めてであり、今回のランキングでは、両大学ともに最も低い順位を記録しました。昨年、100位以内に入っていた大阪大学（2025年：103位、2024年：70位）は、今回トップ100から外れました。
トップ100位内の日本の機関の2024年のAdjusted Shareの変化は、京都大学が−10.2％、東京大学が−6.5％減少しました。
今年のNature Index Research Leadersにおいて、日本の研究機関の国内における機関の順位は、次のとおりです。
国内順位 | 機関名 | 世界順位（2024年） | 世界順位（2025年） | 前年との順位差 |
1 | 東京大学 | 21 | 23 | −2 |
2 | 京都大学 | 47 | 55 | −8 |
3 | 大阪大学 | 70 | 103 | −33 |
4 | 理化学研究所 | 126 | 115 | +11 |
5 | 東京科学大学 | 141 | 132 | +9 |
6 | 東北大学 | 106 | 143 | −37 |
7 | 名古屋大学 | 128 | 151 | −23 |
8 | 北海道大学 | 122 | 185 | −63 |
9 | 九州大学 | 219 | 209 | +10 |
10 | 物質・材料研究機構 | 196 | 222 | −26 |
11 | 産業技術総合研究所 | 382 | 391 | −9 |
12 | 筑波大学 | 332 | 392 | −60 |
13 | 広島大学 | 543 | 446 | +97 |
14 | 慶応義塾大学 | 363 | 477 | −114 |
15 | 千葉大学 | 600 | 497 | +103 |
Institution benchmarking for Japan
Nature Index 2025年：女性著者の割合
2025年に著者の男女比率（Author gender ratio）の指標が新たに追加されました。女性著者の割合（2024年）において、日本では、沖縄科学技術大学院大学が30.2％を記録し、国内トップでした。Shareにおいて国内上位の東京大学と京都大学は、女性著者の割合の国内ランキングではそれぞれ20位（14.0%）と18位（15.2%）でした。女性が論文著者である割合（Proportion of female authorship）が多い国内の機関のランキングは次のとおりです。
女性著者の割合が高い日本の機関
国内順位 (Shareの国内順位) | 機関名 | 女性著者の割合（2024年） |
1 (1) | 沖縄科学技術大学院大学 | 30.2% |
2 (15) | 千葉大学 | 26.5% |
3 (19) | 早稲田大学 | 26.1% |
4 (13) | 広島大学 | 20.9% |
5 (14) | 慶応義塾大学 | 19.7% |
6 (4) | 東北大学 | 18.5％ |
7 (12) | 筑波大学 | 18.4% |
8 (5) | 理化学研究所 | 18.2% |
9 (8) | 九州大学 | 18.1% |
10 (25) | 海洋研究開発機構 | 17.9% |
10 (6) | 東京科学大学 | 17.9% |
10 (3) | 大阪大学 | 17.9% |
13 (7) | 名古屋大学 | 17.7% |
14 (18) | 自然科学研究機構 | 17.4% |
15 (20) | 岡山大学 | 16.4% |
16 (17) | 大阪公立大学 | 16.1% |
17 (11) | 産業技術総合研究所 | 15.8% |
18 (2) | 京都大学 | 15.2% |
19 (22) | 金沢大学 | 14.5% |
20 (1) | 東京大学 | 14.0% |
21 (16) | 東京理科大学 | 13.8％ |
22 (9) | 北海道大学 | 13.5% |
23 (24) | 高エネルギー加速器研究機構 | 12.1% |
24 (23) | 名古屋工業大学 | 9.8% |
25 (10) | 物質・材料研究機構 | 4.0% |
世界のShare（2024年）上位5機関の女性著者の割合
順位 | 機関名 | 女性著者の割合（2024年） | Share（2024年） |
1 | 中国科学院（中国） | 19.0% | 2940.43 |
2 | ハーバード大学（米国） | 38.2% | 1132.12 |
3 | 浙江大学（中国） | 17.3% | 914.25 |
4 | 中国科学技術大学（中国） | 13.9% | 894.14 |
5 | 清華大学（中国） | 14.3% | 866.42 |
https://www.nature.com/nature-index/author-gender-ratio/leading-institutions
女性著者の割合の算出方法については、https://www.nature.com/nature-index/author-gender-ratio/methodologyをご覧ください。
Nature Index 2025年：機関の国際連携
2024年に２つの機関の国際連携に関する指標が新たに追加されました。国際連携とは、異なる国や地域にある 2 つの機関が、Nature Index が追跡する学術誌に少なくとも 1 件の論文を共同執筆することです。2 つの機関間の連携スコア (CS：collaboration score) は、両機関が貢献した論文におけるそれぞれのShareの合計です。国内の機関と国外の機関における連携スコアが最も高かったのは、フランス国立科学研究センター（フランス）と東京大学です。
国内の機関と国外の機関における連携スコアのランキングは次のとおりです。（集計期間：2024年3月1日 – 2025年2月28日）
順位 | 機関名 | CS |
62 | フランス国立科学研究センター（フランス） 東京大学 | 23.78 |
105 | マックス・プランク協会（ドイツ） 東京大学 | 19.47 |
207 | 東京大学 ハーバード大学（米国） | 15.52 |
227 | 中国科学院（中国） 東京大学 | 14.98 |
245 | マックス・プランク協会（ドイツ） 理化学研究所 | 14.57 |
※ この順位は2025年6月11日時点のものです。Nature Indexのデータベースは定期的に更新されるため、最新の順位はhttps://www.nature.com/nature-index/ をご参照ください。
編集者への注記
Nature Index Research Leadersは、自然科学および健康科学分野における高い研究成果を示す良い指標ですが、読者が研究の質や機関業績を考える際に、データ、ソフトウェア、知的財産などほかの科学的成果とともにこのデータベースによる結果を利用することを推奨しています。
Nature Indexは、Nature Research Intelligenceの一部であり、高品質な科学研究の世界をナビゲートし、情報にもとづいた研究の決定を行い、確信をもって共同研究を行うことができるよう支援します。
Research Leadersのテーブルは、前年（今回の場合は 2024 年）のデータを毎年発表するものです。過去のResearch Leadersのテーブルは、データベースの変更を反映するために毎年更新されます。そのため、ランキングや指標は、最初に発表されたテーブルとは異なる場合があります。
Nature Indexに関する日本語ページ：https://www.natureasia.com/ja-jp/nature-index
Nature Indexの指標について
Nature Indexは、機関の研究パフォーマンスにおける1つの指標です。Nature Indexのリストを作成するために使用されるCountとShareの測定基準は、その分野の主要な科学者によって構成された独立したパネルによる評判にもとづいて選択された、合計145の自然科学（75）、健康科学（65）および多分野（5）のジャーナルにおける機関または国・地域の論文出版の成果にもとづいています。Nature Indexの主要な指標であるShareは、論文の著者のうち、その機関や地域に所属する著者の割合を考慮して、機関、都市、または国・地域に割り当てられる論文の分数カウントです。Adjusted Share （調整後のシェア）は、Nature Indexにおける論文の総数のわずかな年次変動を考慮に入れています。もう一つの主要なNature Index指標は、Countです。国・地域または機関は、その国・地域または機関から少なくとも1人の著者がいる各論文に対して、Countを１、与えられます。計算方法の詳細につきましては、下記をご覧ください。
Nature Indexでは、研究成果発表数の指標として以下の種類の算出方法を採用しています：
- Count（カウント）（以前の名称：Article count（AC））– 論文において、ある国ないし機関から1人でも著者として名前があげられていれば、その国ないし機関の論文1点（Countを1）として数える計算方法。その論文に著者が1人しかいなくても、100人の著者がいても、それぞれの著者の所属国（または機関）において論文1点として数えられることになるため、同じ1本の論文が、複数の国（または機関）においてCountとして数えられることを意味します。
- Share（シェア）（以前の名称：Fractional count（FC））– Shareは、ある論文に対する各共著者の相対的貢献度を考慮に入れる方法。論文1本につき最大Shareは1.0です。この1点分を、共著者全員が等しく貢献したという仮定のもと、共著者間で等しく分けます。例えば、10人の共著者がいる論文の場合、各共著者はそれぞれ0.1分のShareを割り振られることになります。（Nature Indexは、国、地域、または機関による論文への貢献を収集し、それらが2回以上カウントされないようにするために、Shareを使用します。機関のShareの合計は、個々の所属著者のShareを合計して計算されます。この計算法は、国と地域で同じですが、一部の機関は海外に研究拠点があり、ホスト国・地域の合計に加算されるため、複雑になっています。）詳細については、https://www.nature.com/nature-index/glossary をご覧ください。
- Adjusted Share（調整後のシェア）とは、Nature Indexに登録された論文総数の年間変動を考慮したパーセンテージ変化の指標です。詳細については、https://www.nature.com/nature-index/news/adjusted-metric-explainer をご覧ください。
Nature Indexは、研究の質と機関のパフォーマンスを検討する際には、そのほかの多くの要素を考慮しなければならないことを認識しています。Nature Indexのデータとメソッドは透明性があり、https://www.nature.com/nature-index/ のクリエイティブ・コモンズ・ライセンスにもとづいて利用可能です。
2014年11月に初公開されたNature Indexは、所属する著者および機関の関係を示すデータベースです。Nature Indexは、独立した研究者グループによって選ばれた、合計145の質の高い自然科学と健康科学のジャーナルに掲載された研究論文への貢献度を追跡します。
Nature Indexは、機関レベルおよび国・地域レベルでの発表論文の絶対数および割合数を提供します。そのため、質の高い研究成果および共同研究のグローバルな指標となります。Nature Indexのデータは定期的に更新され、直近12か月のデータは、https://www.nature.com/nature-index/のクリエイティブ・コモンズ・ライセンスにもとづいて利用可能になります。 データベースは、シュプリンガーネイチャーの一部であるNature Research Intelligenceによって管理されています。
詳細につきましては、Nature IndexのFAQとGlossaryをご覧ください。
Nature Indexの一覧に掲載された大学・研究機関・企業に向けて「Nature Indexバッジ」を提供しております（無償）。このバッジは、ウェブサイトやSNSのプロモーションにご活用いただけます（例）。バッジをご希望の場合は、フォームにご記入のうえ、お申し込みください。
Nature Research Intelligence（NRI；ネイチャー・リサーチ・インテリジェンス）は、現実社会での影響に特に焦点を当てて研究機関の皆様に結果を提示します。それにより、研究プロジェクトから最大限のメリットを引き出すうえで最も効果的な研究戦略や共同研究を見極めることができます。
研究機関の皆さまは、Nature Research Intelligenceの幅広いデータ分析ソリューションを活用していただくことで、研究環境に関する詳細な評価を入手し、その分野における所属機関の順位を把握するとともに、情報過多にならない簡潔な研究概要書を作成することができます。これに加え、NRIは、皆さまが今後の研究戦略を策定し、最適化する支援もいたします。
詳細につきましては、nature.com/research-intelligenceをご覧ください。Nature Research Intelligenceは、シュプリンガーネイチャーの一部です。
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詳細は、about.springernature.comおよび@SpringerNatureをご覧ください。
宮﨑 亜矢子
シュプリンガーネイチャー
コーポレート・アフェアーズ
E-mail: ayako.miyazaki@springernature.com
※ 本プレスリリースの原本（一部を除いて）は英語であり、日本語は参考翻訳です。
China sees a significant increase in research output, with Asian institutions rising in prominence
London | Beijing | New York | Tokyo 11 June 2025
Nature Index Research Leaders 2025: Overview of results for Japan
- In the country rankings, Japan maintained its 5th place, but its output (Adjusted Share) decreased by 9.0% from the previous year.
- The Japanese research institutions ranked in the top 100 global research institutions are the University of Tokyo (2025: 23rd, 2024: 21st) and Kyoto University (2025: 55th, 2024: 47th). This is the first time since the launch of the Nature Index that Kyoto University has fallen out of the top 50, with both the University of Tokyo and Kyoto University recording their lowest rankings to date.
- In the newly added indicator for 2025, ‘proportion of female authors’ (2024), the Okinawa Institute of Science and Technology Graduate University (OIST) recorded 30.2%, ranking first in Japan.
China has extended its lead in research output, according to data released in the latest Nature Index Research Leaders (data refers to full year 2024 data only - see notes to editors). The country’s Share, the Nature Index’s key metric of author contribution to high-quality research, reached 32,122, a 17% increase on 2023, with the region now having institutions in 8/10 top rankings across the Index. Asian countries as a whole enjoyed greater dominance, with drops seen from Western institutions in the number of top positions held within the rankings.
The Nature Research Leaders is released annually and based on data from the previous year. It is part of the Nature Index which tracks contributions to research articles published in 145 high-quality natural science and health science publications, from many publishers, and selected by an independent group of researchers.
“The data reflect a profound shift in the global research landscape,” Simon Baker, Chief Editor, Nature Index, said: “China’s continued investment in science and technology is translating into rapid sustained growth in high-quality research output, which in areas such as physical sciences and chemistry is now far outstripping previously dominant Western nations, including the US.”
Other key regional analysis from this years’ table showed:
- Strong growth in research output for other countries across Asia. South Korea and India were the only two other countries in the top 10, other than China, to increase their adjusted Share from 2023 — by 4.1% and 2% respectively. South Korea rose to 7th place in the overall rankings, overtaking Canada. Singapore, ranked 16th, up from 18th, posted a 7% increase — the second-largest increase among the top 20 countries after China. Japan was one exception with a 9% decrease.
- Predominant Western nations recorded a decline in their adjusted Share for the second year in a row. with Canada, France, Switzerland, the UK and US, all recorded declines of at least 7%. Australia and Germany showed declines of less than 3%.
On an institutional level:
- Chinese institutions now occupy eight of the top 10 positions in the institutional rankings. The Chinese Academy of Sciences (CAS) retained its top spot. The University of Science and Technology of China takes 3rd place, while Zhejiang University (Share 819.57) climbed from 10th to 4th.
- Several Western institutions saw a decline in ranking. Germany’s Max Planck Society fell from 4th to 9th place, while the French National Centre for Scientific Research (CNRS) dropped out of the top 10 for the first time, ranking at 13th place. Harvard University recorded an 18% drop in adjusted Share, although it held 2nd place, but Stanford University and MIT both fell in ranking - Stanford from 15th to 16th place, and MIT from 14th to 17th place. The US National Institutes of Health also saw a change, falling out of the top 20 to 24th place.
All data and analysis for this year’s Research Leaders can be found here. The data is based on full year 2024 data.
Note: Nature Index recognises that many other factors must be taken into account when considering research quality and institutional performance; Nature Index metrics alone should not be used to assess institutions or individuals. Nature Index data and methods are transparent and available under a creative commons licence at natureindex.com
<Japan’s research capability in Nature Index Research Leaders 2025>
From 2023,, the Nature Index database has been updated to include author affiliation information from primary-research articles across 145 journals in 65 medical journals together with 75 natural science journals and 5 multi-disciplinary journals. Users can now track trends in the health sciences. Thus, the overview of the tables shown below is based on the results of the total output in both natural sciences and health sciences.
Country/territory tables for Nature Index 2025
Japan's 2024 Share was 3,185.39, maintaining its 5th position in the country/territory ranking. Japan's Adjusted Share decreased by 9.0% from the previous year, marking the second smallest decline among the top five countries, excluding China, which saw an increase from the previous year. The rankings of the top five countries and the changes in their Adjusted Share are as follows: 1st China (+17.4%), 2nd United States (-10.1%), 3rd Germany (-2.0%), 4th United Kingdom (-10.9%), and 5th Japan (-9.0%).
Global institution tables for Nature Index 2025
The Japanese research institutions ranked in the top 100 of the world's research institutions are the University of Tokyo (2025: 23rd, 2024: 21st) and Kyoto University (2025: 55th, 2024: 47th). This is the first time since the launch of the Nature Index that Kyoto University has fallen out of the top 50, with both the University of Tokyo and Kyoto University recording their lowest rankings to date. Osaka University (2025: 103rd, 2024: 70th), which was ranked within the top 100 last year, has fallen out of the top 100.
The difference in the 2024 Adjusted Share of Japanese institutions within the top 100 was a decrease of 10.2% for Kyoto University and 6.5% for the University of Tokyo.
In the Nature Index, the domestic rankings of Japanese research institutions are as follows (the columns for 2024 and 2025 indicate the global rankings among all institutions worldwide).
The top institutions in Japan for this year’s Nature Index Research Leaders are as follows:
National ranking | Institution | World ranking (2024) | World ranking (2025) | YoY change |
1 | The University of Tokyo (UTokyo), Japan | 21 | 23 | −2 |
2 | Kyoto University, Japan | 47 | 55 | −8 |
3 | Osaka University, Japan | 70 | 103 | −33 |
4 | RIKEN, Japan | 126 | 115 | +11 |
5 | Institute of Science Tokyo, Japan | 141 | 132 | +9 |
6 | Tohoku University, Japan | 106 | 143 | −37 |
7 | Nagoya University, Japan | 128 | 151 | −23 |
8 | Hokkaido University, Japan | 122 | 185 | −63 |
9 | Kyushu University, Japan | 219 | 209 | +10 |
10 | National Institute for Materials Science (NIMS), Japan | 196 | 222 | −26 |
11 | National Institute of Advanced Industrial Science and Technology (AIST), Japan | 382 | 391 | −9 |
12 | University of Tsukuba, Japan | 332 | 392 | −60 |
13 | Hiroshima University (HU), Japan | 543 | 446 | +97 |
14 | Keio University, Japan | 363 | 477 | −114 |
15 | Chiba University, Japan | 600 | 497 | +103 |
Institution benchmarking for Japan
Proportion of female authorship for Nature Index 2025
A new measure, author gender ratio was added to the Index in 2025. In terms of the proportion of female authors (2024), Okinawa Institute of Science and Technology Graduate University ranked first in Japan with 30.2%. The University of Tokyo and Kyoto University, which ranked high in terms of Share, ranked 20th (14.0%) and 18th (15.2%) respectively in the domestic ranking of the proportion of female authors. The national ranking of institutions with a high percentage of female authors (Proportion of female authorship) is as follows.
National ranking (Share ranking) | Institution | Proportion of female authorship (2024) |
1 (21) | Okinawa Institute of Science and Technology Graduate University (OIST) | 30.2% |
2 (15) | Chiba University | 26.5% |
3 (19) | Waseda University | 26.1% |
4 (13) | Hiroshima University | 20.9% |
5 (14) | Keio University | 19.7% |
6 (4) | Tohoku University | 18.5％ |
7 (12) | Tsukuba University | 18.4% |
8 (5) | RIKEN | 18.2% |
9 (8) | Kyushu University | 18.1% |
10 (25) | Japan Agency for Marine-Earth Science and Technology (JAMSTEC) | 17.9% |
10 (6) | Institute of Science Tokyo (Science Tokyo) | 17.9% |
10 (3) | Osaka University | 17.9% |
13 (7) | Nagoya University | 17.7% |
14 (18) | National Institutes of Natural Sciences (NINS) | 17.4% |
15 (20) | Okayama University | 16.4% |
16 (17) | Osaka Metropolitan University (OMU) | 16.1% |
17 (11) | National Institute of Advanced Industrial Science and Technology (AIST) | 15.8% |
18 (2) | Kyoto University | 15.2% |
19 (22) | Kanazawa University (KU) | 14.5% |
20 (1) | The University of Tokyo (UTokyo) | 14.0% |
21 (16) | Tokyo University of Science (TUS) | 13.8％ |
22 (9) | Hokkaido University | 13.5% |
23 (24) | High Energy Accelerator Research Organization (KEK) | 12.1% |
24 (23) | Nagoya Institute of Technology (NITech) | 9.8% |
25 (10) | National Institute for Materials Science (NIMS) | 4.0% |
Proportion of female authorship (2024) of top global institutions according to Share
Ranking | Institution | Proportion of female authorship (2024) |
1 | Chinese Academy of Sciences (CAS) | 19.0% |
2 | Harvard University | 38.2% |
3 | Zhejiang University (ZJU) | 17.3% |
4 | University of Science and Technology of China (USTC) | 13.9% |
5 | Tsinghua University | 14.3% |
https://www.nature.com/nature-index/author-gender-ratio/leading-institutions
For information on how the proportion of female authorship is measure, please see: https://www.nature.com/nature-index/author-gender-ratio/methodology
International Collaboration Score for Nature Index 2025
Another new measure, collaboration score (CS) was added to the Index in 2024. An international collaboration can be between any two institutions from different countries/territories co-authoring at least one article in the journals tracked by the Nature Index. The collaboration score (CS) between two institutions is the sum of each of their Shares on the papers to which both have contributed. The ranking of collaboration scores between Japanese institutions and international institutions is as follows. (Calculation period: 1 March 2024 to 28 February 2025)
Global ranking | Institution | CS |
62 | French National Centre for Scientific Research (CNRS) The University of Tokyo (UTokyo) | 23.78 |
105 | Max Planck Society The University of Tokyo (UTokyo) | 19.47 |
207 | The University of Tokyo (UTokyo) Harvard University | 15.52 |
227 | Chinese Academy of Sciences (CAS) The University of Tokyo (UTokyo) | 14.98 |
245 | Max Planck Society RIKEN | 14.57 |
* This ranking is as of 11 June 2025. The Nature Index database is updated regularly, so please refer to https://www.nature.com/nature-index/ to view the latest rankings.
Note to Editors
While the Nature Index Research Leader tables are a good indicator of high research output in the natural and health sciences, readers should consider the findings alongside other scientific outputs such as data, software and intellectual property when considering research quality and institutional performance.
Nature Index is part of the Nature Research Intelligence portfolio, helping you navigate the world of high-quality scientific research, make informed research decisions and collaborate with confidence.
The Research Leaders tables are an annual release of data for the previous full calendar year (in this case 2024). Research Leaders tables from previous years are updated annually to reflect any changes to the database. This means rankings and metrics may differ from the table when first released.
About the Nature Index Metrics
Nature Index’s signature metric, Share, is a fractional count for an article allocated to an institution, city or country/region, that takes into account the proportion of authors on the article whose institutional affiliation is with that institution or location.
Adjusted Share takes account of annual variations in the total number of articles in the Nature Index when comparing Share across years.
The other main Nature Index metric is Count. A country/region or an institution is given a Count of 1 for each article that has at least one author from that country/region or institution.
For further explanation, please see natureindex.com/glossary.
About Nature Index
The Nature Index, part of Nature Research Intelligence, is a database of author affiliations and institutional relationships. The index tracks contributions to research articles published in 145 high-quality natural science and health science publications, chosen by an independent group of researchers.
The Nature Index provides absolute and fractional counts of article publication at the institutional and national level and, as such, is an indicator of global high-quality research output and collaboration. Data in the Nature Index are updated regularly, with the latest 12-month window of data (known as the Current Index) updated monthly and made available under a Creative Commons licence at natureindex.com. Each year, a snapshot of data for the previous full calendar year (known as Research Leaders) is also released. For more information, see the Nature Index FAQs and Glossary. The database is compiled by Nature Research Intelligence, part of Springer Nature.
To claim a customised badge with your institution's performance in Nature Index Research Leaders 2024 please complete the form here. We encourage you to display your badge on your website and on social media to promote your performance.
About Nature Research Intelligence
Nature Research Intelligence gives you a greater focus on real-world impact, enabling you to find the most effective strategies and collaborations to deliver maximum benefit from your research projects.
Our range of data and analytics solutions helps you gain an in-depth assessment of a research landscape, understand your current position in that field, and build research topic summaries to avoid information overload. Combined, Nature Research Intelligence helps you define and optimise your future research strategies.
For more information, please visit nature.com/research-intelligence. Nature Research Intelligence is part of Springer Nature.
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