【プレスリリース】Scientific Reports 、出版における大きな節目を達成 － 100万人以上の著者をオープンアクセス（OA）出版で支援、累計665万回以上の被引用を記録
世界最大のOAジャーナルであり、被引用数第3位を誇る本誌は、そのグローバルなリーチと影響力を著者に提供
ベルリン｜ロンドン｜ニューヨーク 2025年12月10日
世界最大規模のオープンアクセス（OA：Open Access）ジャーナルであるScientific Reports は、これまでに世界中の100万人以上の研究者2に研究成果を発表する場として選ばれ、その論文は、665万回以上も引用されています。この節目は、信頼性の高い学際的なプラットフォームを提供し、オープンサイエンスへの世界的な取り組みを支援するうえで、本誌が世界の研究コミュニティーに持続的な価値をもたらしていることを示しています。
100万人の著者に関する分析で明らかになったポイント：
Scientific Reports は著者に強いインパクトを、研究コミュニティーに大きな価値を提供しています
- Scientific Reports に掲載された論文は広く利用されており、2014年以降、世界で665万回以上引用3され、17億回以上ダウンロード4されています。これらの研究は、主要な科学的議論を形成し、政策文書（洪水対策や炭素収支に関する政策文書を含む7,500件以上の言及）、特許（21,500件以上の特許で論文が引用）、そしてノーベル賞受賞者による研究への寄与および発表の場としての活用など、研究者だけでなく幅広いグローバルコミュニティーに対して、重要な社会課題の解決に貢献する価値と影響力を発揮し続けています。
- 引用の約60％が欧州、北米、および東アジアから集まっており、主要な研究拠点における本誌の影響力を示しています。Scientific Reports に掲載された論文は、世界中で665万回以上引用されており、1論文あたりの平均被引用数は24.2回です。6
- おもな研究分野の上位3つは、生物医学・臨床科学（49.5%）、生物科学（13.7%）、および工学（10.4%）です。
研究の国際的なレプレゼンテーション（代表性）は引き続き高い水準を維持
- 100万人の著者のうち、42%がグローバル・サウス（新興国・途上国）出身です。100万人を超える著者は、190以上の国・地域を代表する方々であり、その中にはTimes Higher Education世界大学ランキング上位100校に所属する研究者も含まれています。7
- 筆頭著者の地域分布は、欧州30％、中国23％、東アジア・東南アジア15％、米国14％、そのほかの地域が約18％です。
- 100万人の著者による累計論文数は、25万報を超え、欧州が最多（2014年以降7万報以上）となっています。
Scientific Reportsの編集長であるRafal Marszalek（ラファル・マルザレク）博士は、次のように述べています：
「100万人の著者達成は、研究者がScientific Reports を高品質かつ包括的な出版プラットフォームとして信頼している証となる画期的な成果です。当誌は、オープンアクセスとオープンサイエンスへの長年の取り組みを通じ、すべての研究者にとって最適な発表の場であり続けることを目指し、ビジビリティー（認知度）、ダウンロード数、および被引用数の向上を通じて研究者を支援してまいります。
「100万人以上の著者を支援し、OA出版を実現したことは、透明性、アクセシビリティー、および学際性を備えた研究と、学術コミュニケーションの未来を形作る価値観への当誌の献身を裏づけるものです」
エクセター大学の若手研究者Anurag Roy氏は、シュプリンガーネイチャーのResearch Communitiesブログにて、Scientific Reports での出版経験について詳しく語っています。
Scientific Reports は、論文掲載数において世界最大のオープンアクセスジャーナルであり、シュプリンガーネイチャーが出版するネイチャーポートフォリオの一部です。自然科学、心理学、医学、および工学など幅広い分野の独創的な研究を掲載し、2024年には世界で3番目に多く引用されたジャーナルとなりました。本誌に掲載された研究は、世界銀行、WHO、CDC、およびGOV.UKなどの組織による6,600件以上の政策文書に情報を提供し、研究の加速化と地球規模課題への取り組みにおける影響力を示しています。創刊以来、研究をオープンにし、すべての研究者に向けたオープンアクセスへの世界的な移行と推進を支援してきました。
[1] 2024 Journal Citation Reports® Science Edition (Clarivate Analytics、2025)
[2] 筆頭著者、共著者など、あらゆる立場の全著者を対象。本プレスリリースに掲載のデータは、シュプリンガーネイチャーの内部情報にもとづく。
[3] Springer Nature Insights/ Dimensions（2025年11月時点のデータ）。About Scientific Reports | Scientific Reports に記載。
[4] Springer Nature Insights/ Dimensions（2025年11月時点のデータ）。About Scientific Reports | Scientific Reports に記載。
[5] Altmetricより取得したデータであり、2025年12月9日時点の正確な情報。
[6] Springer Nature Insights（2025年11月時点のデータ）
[7] About Scientific Reports | Scientific Reports
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宮﨑 亜矢子
シュプリンガーネイチャー
コーポレート・アフェアーズ
E-mail: ayako.miyazaki@springernature.com
※ 本プレスリリースの原本（一部を除いて）は英語であり、日本語は参考翻訳です。
