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【プレスリリース】シュプリンガーネイチャーとシュプリンガーネイチャーとドイツのプロジェクトDEALの間で締結された転換契約の成功を受けて、2019年来のパートナーシップ関係は延長され4年目を迎える

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転換契約の成果として、2021年にオープンアクセスで出版された論文数は前年比13%増加、転換契約は少なくとも2023年まで延長されます。

ロンドン|ベルリン  2022年9月20日

2019年に、シュプリンガー・ネイチャーとドイツのプロジェクトDEAL は当時最大かつ最も総合的な転換契約(Tansformative Agreement : TA)に署名しました。2,500ジャーナルを網羅し毎年13,000の論文をオープンアクセス(Open Access : OA)で出版することを期待する両者の取組みは、オープンサイエンスの原則とOAへの移行を推進することを反映したものでした。

この契約の成功は、ドイツの参加大学や機関に所属する著者の97%が論文掲載料(APC)を負担することなしに、論文をOA出版する機会を有効に利用したことに表れています。さらに2021年には、16,000超(対前年比13%増)の新しい研究論文が完全OAおよびハイブリッド・ジャーナルで出版され、それらOA出版論文には世界の研究者や学生が自由にアクセスできるようになりました。これは、DEAL契約【注記1】で出版された全ての論文の60%にあたります。

加えて、この契約の成果は次のとおりです:

  • ドイツの研究成果の世界的認知度の向上と利用の高まり。2021年にドイツの研究者が出版したシュプリンガー・ネイチャーのコンテンツのダウンロードは、グローバルで対前年比185%増加。ドイツの機関によるシュプリンガー・ネイチャーのコンテンツへのアクセスが拡大した。
  • この契約に積極的に参加した、486の機関の研究者はシュプリンガー・ネイチャー・ジャーナルの全コンテンツにアクセスが可能に。それら研究者の12%にとっては、シュプリンガー・ネイチャー機関購読のコンテンツへの始めてのアクセス環境が提供された。
  • ドイツの研究者のOAでないコンテンツへのアクセスの拡大。学術ジャーナル・コンテンツへのアクセスに対する利用者のニーズを満たしたことで、2021年にDEALの参加機関の研究者がダウンロードしたOAでない論文数が2019年と比して77%増加した。

シュプリンガー・ネイチャーのVP Institutional Sales, Europe, Dagmar Lagingは、次のように述べています。

「私たちは、2019年に世界で最大の転換契約をプロジェクト DEAL と締結したことを嬉しく思っています。これまでの成果として、28,000超の新しい研究論文が直ちにOA出版されたばかりでなく、ドイツの研究成果が世界中の多くの人の目に触れ、ますます利用されるようになったことが重要な点です。現在この契約が延長されていることが転換契約の価値、研究者や機関が享受している恩恵および転換契約が持つOAへの移行を加速させる可能性を明確に示しています。」

シュプリンガー・ネイチャーは、オープンサイエンスの原則に則りその推進に対する広い取組みを通して、学術領域や場所または資金源に関わらず全ての著者が継続的にOAに移行できるよう今後も引き続き努めます。国レベルの転換契約が17あり、さらに機関契約も含めて、2,650以上の契約機関の研究者のOA出版を現在支援中であり、他の出版社より年10%多く、41,400超のOA論文の出版が見込まれています。昨年シュプリンガー・ネイチャーは、100万本の一次研究およびレビュー論文を直ちにゴールド・オープンアクセスで出版した最初の出版社となり、約250万の著者が研究をオープンにすることを支援しました。研究のオープン化とオープンサイエンスを進展させることは、引き続き研究コミュニティーを支援する、シュプリンガー・ネイチャーの主要な重点的取組みです。当社取組みに関するさらなる情報は How Springer Nature is opening up research をご参照ください。

編集者への注記

【注記1】DEAL契約とは、ドイツのプロジェクト DEAL が締結する全ての出版社との契約のことです。記載の数値は、DEAL facts and figures 2021 をご参照ください。

転換契約とは

機関購読およびハイブリッド型からオープンアクセスで出版するモデルへ転換するために、出版社と図書館や大学コンソーシアムなどの間で結ばれる契約

シュプリンガー・ネイチャーについて

シュプリンガー・ネイチャーは、180年以上にわたり、研究コミュニティー全体へ最良のサービスを提供することによって発見の進展に貢献してきました。研究者が新しいアイデアを公開することを支援するとともに、公開するすべての研究が重要でロバストであり、客観的な精査にも耐え、関心を持つすべての読者にもっとも良いフォーマットで届き、発見、アクセス、使用、再利用、および共有されるようにします。私たちは、テクノロジーやデータの革新を通じて図書館員や研究機関をサポートし、学会に出版を支援するための優良サービスを提供します。

学術出版社として、シュプリンガー・ネイチャーは、シュプリンガー、ネイチャー・ポートフォリオ、BMC、Palgrave Macmillan、Scientific Americanなどの信頼されたブランドを有しています。詳しい情報は、springernature.com をご覧いただき、@SpringerNature のフォローをお願いいたします。

ドイツのプロジェクトDEALについて

ドイツ科学組織連合の要請により、ドイツ学長会議は最大の商業学術出版社との間で国家的「出版および閲覧」契約を締結するためプロジェクトDEALを開始しました。プロジェクトDEALの目的は、ドイツの機関に属する著者が新しい研究論文の大多数を確実に直ちにオープンアクセスで出版すること、そしてその出版社のすべてのジャーナルの論文全文に恒久的にアクセスすることです。そのようなサービスのための公正で合理的な価格設定が期待され、出版された論文数に基づき単純で未来志向の価格体系が明記されるべきです。(“should be articulated”の“should”は何故?)コンソーシアムは、700を超える大半が公立のドイツの学術機関で構成され、大学、応用科学大学、研究機関、地域図書館が含まれています。https://www.projekt-deal.de

本件に関するお問い合わせ

三木 律子
シュプリンガー・ネイチャー
コーポレート・アフェアーズ
E-mail: ritsuko.miki@springernature.com

※ 本プレスリリースの原本は英語であり、日本語は参考翻訳です。英語プレスリリースはこちらをクリック

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