【お知らせ】学術情報の舞台裏を探るBarOA(Open Access)シリーズ記事の公開 — JPCOARウェブマガジンより
JPCOARウェブマガジンのシリーズ記事「BarOA」から、第1夜 九州大学の鈴木 雅子 氏とシュプリンガーネイチャーの浦上 裕光の対談記事をご紹介します。
2025年10月24日
オープンサイエンスが進展する中で、学術情報の流通や公開の仕組みを理解することは、研究者だけでなく、学術コミュニティー全体にとって重要です。JPCOAR(Japan Consortium for Open Access Repository;オープンアクセスリポジトリ推進協会)ウェブマガジンでは、学術出版や研究データ、リポジトリの裏側をわかりやすく紹介するシリーズ記事「BarOA」が公開されています。ここでは、4つの記事をピックアップしてご紹介します。
BarOA(Bar Open Access) は、JPCOARウェブマガジンのシリーズ記事に登場する架空のバーです。実在する場所ではありませんが、学術情報の専門家たちがリラックスした雰囲気の中で語り合う「場」として設定されており、オープンサイエンスや学術出版の仕組みに親しみを持てるよう工夫されています。
このバーでは、出版社と大学図書館の担当者、学術情報の流通に関わる人たちが登場し、ジャーナルの制作、研究データの公開、リポジトリの運用など、普段は見えにくい舞台裏について対話形式で紹介しています。第1夜は、九州大学の鈴木 雅子 氏とシュプリンガーネイチャーの浦上 裕光の対談です。JPCOARウェブマガジンで4回にわたって掲載された記事をぜひご覧ください。
- 第1夜:「ジャーナルってどうやって作ってるんですか? 」|1杯目
学術雑誌はどのように作られているのか──本記事では、編集や査読のプロセス、出版社と研究機関の役割など、ジャーナル制作の仕組みをわかりやすく紹介します。 - 第1夜:「AIってもう出版に関わっているんですか? 」|2杯目
AIはすでに学術出版の現場に活用され始めており、査読支援や投稿管理、ジャーナル戦略など多様な領域でその可能性が広がっています。本記事では、出版業界の専門家による対話を通じて、AIが担う役割と人間との協働のあり方を探ります。 - 第1夜: 「出版社は研究データにどう関わっているんですか? 」|3杯目
研究データの公開や管理において、出版社はどのような役割を果たしているのか──本記事では、出版と図書館の現場から、研究データをめぐる実務と課題、そして連携の可能性を探ります。 - 第1夜: 「オープンサイエンス推進のために、図書館と出版社で何ができると思いますか? 」|4杯目
オープンサイエンスの推進に向けて、図書館と出版社はどのように連携できるのか──本記事では、両者の立場から見た課題と可能性を対話形式で掘り下げ、学術情報流通の未来を考えます。
このシリーズは、学術情報の流れを「誰が」「どうやって」支えているのかを、実務者の視点から描いています。オープンサイエンスの実現には、研究者だけでなく、出版社、図書館、リポジトリ担当者など、多くの人々の協働が不可欠です。ぜひ、記事を通してその全体像を感じてみてください。
BarOAに登場したお二人のお気に入りのドリンクも各回の最後に紹介されています。あわせてお楽しみください。